これについて「では、自分はどのクラスに参加すれば良いのだろうか?」というご質問を複数いただきましたので、一つの目安としてご紹介させていただきたいと思います。
エキスパートクラス(Eクラス)
こちらは参加制限等は一切ありません。逆にシード選手(2017年シリーズのA/Bクラスナビゲーター上位6名ずつ)は、ナビゲーターとしてはEクラス以外への出場が出来ないため、シードナビゲーターが出場するクラスとなります。従って、必然的にレベルが高いナビゲーターが集まる・・・はずのクラスとなり、いかに0点を積み重ねるか?というシビアなクラスになります。ベーシッククラス(Bクラス)
シードナビゲーターは、ナビゲーターとして出場する場合、Bクラスへの出場は不可となります。但し、シードナビゲーターがドライバーとして出場する場合は出場可能となります。従いまして、Eクラスと比較するとナビゲーターのレベルが平均的なクラスになるかと思います。クラス優勝を狙うためには当然ミスは許されませんが、ある程度慣れてきたチームなら優勝のチャンスがあるかもしれません。いつも1回ミスをして下位に沈んでしまうような方は、Bクラスで経験を積みながらレベルを上げてみるのも良いでしょう。チャレンジクラス(Cクラス)
Bクラス同様シードナビゲーターに出場制限があるクラスです。但し、Bクラスと違うのは「誤差10秒毎に1点」という減点基準。まだ経験が浅いチームは、ミス無く走行したつもりでも常に数秒~数十秒の誤差があります。従来ではこの誤差は致命的となってしまい、慣れる前に同クラスの上位チームとの差に嫌になってしまうこともあったかもしれません。しかしながら、「10秒毎に1点」という条件でしたら多少のズレは同じ減点に収まりますので、まずはラリーに慣れて確実にCPやPCでのやり取りに慣れていくことが出来るかと思います。
そして、「お金をかける装備はちょっと・・・」という方も、スマートフォンのGPSアプリ等を利用して挑戦してみるのも良いでしょう。GPSによる距離計測は専用機器に比べれば誤差がありますが、「10秒毎に1点」という基準であれば、上手く補正をしながら走行することで、全てのCPで9秒以内の誤差(つまり0点)も決して夢ではありません。
アベレージラリーの入門として、まずはお手持ちのスマートフォンやタブレットでCクラスにチャレンジしてみるというのも楽しみ方の一つではないでしょうか?
長くなりましたが、以上のようなことを参考にしてみていただき、ご自身のスタイルにあったクラスへの出場を検討してみて、楽しい一年を過ごしてみてはいかがでしょうか?